６の軍団を率いる伯爵である。その姿を克明に伝える文献は存在せず、辛うじて怪物と記述されているに過ぎない。そして、召喚者が人の姿をとるようにと命じるまでは怪物のままで現れると伝えられている。また、ビフロンスと呼ばれる場合もある。

古来、ビフロンは墓の上に蝋燭の火を燈すと伝えられている。この事柄はビフロンスがネクロマンシー能力に優れていることを示している。この為、ビフロンは魔術師の興味を集め、特に生と死の秘密を探求する魔術師や死霊術師達の支持を欲しいままにしていた。

また、ビフロンは死霊術だけではなく幻術にも長けている。召喚者が望めば、ビフロンは見る者の精神を破壊する程おぞましい幻影を作り出すことが可能であり、召喚者が望めばこの能力は召喚者の手中に収まる。

しかし、その幻影は召喚者自身も目撃してしまう事を忘れてはならない。

　悪魔紋章 "46 ビフロン／Bifrons"