カークリノラース、カシモラルとも呼ばれる。36の悪魔軍を従える長官にして伯爵である。グリフォンの翼を持った犬(マルチーズだともいわれる)の姿で描かれる。人の姿をとるときには、学者のような服を着た中年男性の姿で、背中の大きなコウモリの羽と、口元に覗く鋭い犬歯が目に付く。この牙のため、人の言葉は発音しづらく、聞き取りにくい声で話すとされる。
過去と未来について全てを知り、芸術や科学を人に教授する。未来を予言する悪魔は数多く存在するが、きっと当時そして現在も知られていない科学技術や芸術表現を教えてくれたのを、未来を見通すとしたのであろう。
また、人を透明にするともいわれる。これもやはり実際に消えることだけでなく、気配を消したり、顔を合わせたくない相手と合わなくなるなどの効果があるのだろう。
しかし、彼の能力というか趣味はこれだけではない。彼は血に飢えた殺戮者であり、殺人を嗜む。上記に述べた能力の代償は全て人間の血と命を以て支払わなければならない。
うっかり彼の力を借りてしまった場合は気を付けるべきだ。前衛的な芸術表現だと信じてナイフ片手に街行く人を無差別に斬りつけているあなたがいるかもしれない。

悪魔紋章 "25 グラーシャ・ラボラス/Glasya-Labulas"
