ガミジン、ガミュギュンとも呼ばれる。ガミジンの名はエノク書に見られる名である。ゲーティアではサミジーナとされている。サミジーナは、小さな馬またはロバの姿で現れる30の軍団を率いる侯爵である。人の姿をとることもでき、しわがれた声で諸学問を論ずる。
博学で、様々な知識を授けてくれるが、彼が得意とするのは降霊術である。彼は海で死に、カルタグラ(魂の苦悩の意)と呼ばれる煉獄で苦しむ霊魂を召還者の前に出現させることができる。霊魂はどんな質問にも明瞭に答え、命じられたことを全て終わらせるまで召還者の元に止まる。諸兄の中にも降霊術を実践した方も居られるであろう。
そう、こっくりさんである。彼の力を借りれば、召還された霊はあらゆる難問も即座に答えてくれるはずだ。「否」と。
また、彼の魔力を封じたタリスマンを枕の下に入れて眠ると、夢の中で死者と出会うこともできると言う。先立たれた恋人や親類、知人にせめて夢の中ででも逢いたいと思うのは、自然なことなのかもしれない。
しかし、一つ警告しておこう。夢見に立つ霊はあなたの知っている姿である保証は全くない。「どんな姿でも愛は尽きない」と思われる方はサミジーナの力を借りよう。きっと忘れられない一夜を過ごすことができるはずである。

悪魔紋章 "04 サミジーナ/Samigina"
